ヘナ
ヘナとは、インド、ネパールなどの西南アジア〜北アフリカまで広く自生する植物です。日本では指甲花(しこうか)またはツマクレナイノキと呼ばれ古くは5000年の昔、古代エジプト時代よりヘナはおしゃれや宗教的な儀式で肌、髪、爪を彩色するのに使用されていました。ヘナの葉には殺菌効果もあるとされヘナの葉から作られる軟膏は、切り傷や火傷の治療に効く漢方薬としても使われてきました。
美容室においては、トリートメントとカラーリングの相乗効果のある植物性天然ヘアマニキュアとして原産国のみならず欧米やヨーロッパを中心に広く愛用され、日本においてもヘナはトリートメント染毛料として幅広く利用されています。

ヘナの効果
傷んだ髪…たんぱく質が抜けて隙間が出来ているダメージ毛にヘナが入り込み吸着することで、髪の保水力を高めツヤが出ます。紫外線から守り潤いを与え、しなやかになります。
猫っ毛…ヘナによりやわらかい髪に適度なハリ、コシを与えボリュームがでてセットしやすくなる。
くせ毛…ヘナで髪をコーティングすることによって重みと保湿が加わりウェーブが落ち着き広がるくせを抑える。
頭皮…インドでは殺菌効果があるとされ皮膚の治療薬として利用されているヘナは、頭皮の脂のバランスを整え、潤いを与えます。
またヘナの施術のあとのシャンプーで毛根の汚れや余分な脂を落とす効果があります。
[ヘナのトリートメント効果]
保水力を高めツヤがでる
ハリ、コシがでる
くせ毛の手入れが楽に
脱毛予防、育毛促進
紫外線から守る
[ヘナのカラーリング効果]
髪、頭皮に優しい
頭皮に色がつきにくい
髪の根元から塗布できる
色持ちがよい
刺激臭がしない
ヘナの特徴

ヘナの葉には「ローソン」という赤褐色の植物色素が含まれています。
この成分は毛髪の主成分であるケラチン(たんぱく質)に絡みつき白髪がオレンジ色になります。
また、ヘナがたんぱく質と結合する際、キューティクルに絡みつくように薄い被膜を形成していきます。そのヘナの薄い被膜がトリートメントとして髪に効果を与えています。
メリット・デメリット

[☆ヘナのメリット☆]
☆髪にやさしいので繰り返し出来る。
☆刺激臭がなく、頭皮にいろがつきにくい
☆ハリコシがでて髪が丈夫になる。
☆色持ちがよく、褪色しにくい。
[★ヘナのデメリット★]
★色が限定され、ブリーチ効果がない。
★ヘアカラーより10分〜15分ほど時間がかかる。
★カラーチェンジがしにくい
*お客様のニーズが多様化し価値観も様々です。ヘナもそうですがヘアカラー、ヘアマニキュア、それぞれの種類にメリット、デメリットがあります。大切なのはヘアカラーやヘナがそれぞれどのようなものか正しく理解したうえで選ぶことが重要になります。
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