ダサくなる?レディースショートヘアの間違った乾かし方5選をご紹介します!
綺麗なセットをしたいけど、髪を乾かし終わったドライの時点で全然綺麗にならない。
左右非対称だし、パサついているし…
なぜ上手く乾かせないのか?
それは、髪を乾かす際、やってはいけないことを無意識、無自覚に行なっているからです。
ショートヘアのドライにはやってはいけない注意ずべき点がいくつかあり、注意点を守らないと綺麗なヘアスタイルは再現できません。
しかし、やってはいけない5つのことを頭に入れてドライをすれば、綺麗なヘアスタイルを再現できる可能性が高いのです。
実際、いつも綺麗にセットしてくれる美容師さんは、ショートヘアドライをする上でやってはいけないことを頭に入れながらドライを行なっています。
では、やってはいけない髪の乾かし方とは何か?
今回は、現役美容師がショートヘアドライをする上でやってはいけないこと5選を詳しく解説します。
この記事を最後まで読めば、今まで上手くいかなかったドライが簡単にサッとできるようになるはずです。
やってはいけないポイントだけ意識すればドライは成功する?
レディースショートヘアのドライを成功させる上で覚えておいてほしいことは、「やるべきこと」を覚えるよりも、「やってはいけないこと」覚えることです。
なぜなら、ドライと言っても髪質や頭の形は千差万別なので、人によってやるべきことは無数に存在するからです。
星の数ほどある髪質や頭の形別でやるべきことを解説してしまうと1年経っても話が終わらないので、まずは万人に対してやってはいけないことを頭に入れることが大切なのです。
そして、レディースショートヘアのドライでやってはいけないこと5選を覚えてしまえば、どんな髪質、頭の形でもドライが成功する可能性は高くなるのです。
レディースショートヘア、間違った乾かし方5選
では、ここからレディースショートのドライをする上でやってはいけない、間違った乾かし方を5つご紹介します。
やってはいけないことに関しては、細分化するともっと沢山ありますが特に覚えてほしいポイントを5つに絞りました。
繰り返しますが、この項目でご紹介するやってはいけない、間違った乾かし方を5つを頭に入れれば、大概のメンズドライは上手く行くと思って下さい。
仕上がりをイメージしないで髪を乾かし始める
まず、大前提として髪を乾かす前にどんなヘアスタイルになりたいか?イメージできていない状態でドライをスタートしても絶対に綺麗なスタイルになりません。
ドライはゴールが決められているから「〇〇から乾かして→〇〇のボリュームは抑えて→毛先は〇〇にして…」など、ゴールのヘアスタイルに向かって工程や段取りが決められていくのです。
もし、仕上がりをイメージしないで乾かし始めると、どこをどうして良いのか分からず迷いながら乾かしてしまうことになります。
当然、迷いながら髪を乾かしても理想のヘアスタイルは再現できません。
ごく稀に、仕上がりをイメージせず適当に乾かしても上手く行くかもしれませんが、それは奇跡であってドライ&スタイリングを奇跡に頼るのはどうかと思います。
スタイリングをバッチリ決めて綺麗なヘアスタイルを目指すならば、必ず完成形のヘアスタイルをイメージしてからドライをスタートしましょう。
仕上がりのイメージが分からない場合は、インスタやGoogleのスタイルブックを見て理想のヘアスタイルを探すのが良いです。
理想のヘアスタイルが見つかったら、画像を見ながらで良いのでドライをスタートして下さい。
今の髪型が理想のヘアスタイルとかけ離れている場合は、美容院に行って理想のヘアスタイルになるようにカットをしてもらいましょう。
中間、毛先から乾かす
どんなヘアスタイルでもドライは絶対に根本から乾かします。
根本から髪を乾かす理由は、根本の髪の立ち上がり方&髪の方向でヘアスタイルは決定づけられるからです。
つまり、ドライは根本の乾かし方で完成形のヘアスタイル90%が決まると行って良いのです。
もし、根本を先に乾かさず中間、毛先から乾かしてしまうと根本の髪が自然乾燥してしまい、自然乾燥によって決められた根本の髪の立ち上がり、髪の方向でヘアスタイルが決まってしまいます。
当然、ランダムで決まった根本の髪の立ち上がり、髪の方向で綺麗なヘアスタイルは再現することはできません。
ショートヘアのドライに限らず、どんな髪型でも「ドライは根本から乾かす」ことを覚えておきましょう。
逆方向に風を当てる、ドライヤーの角度
ドライヤーの風を当てる向きが毛先から根本、逆方向に風を当てるのはNGです。
なぜなら、毛先から根本に向かって風を当てると髪表面のキューティクルと逆撫でてしまい、パサついた仕上がりになってしまうからです。
例え、根本に風が当たっていてもドライヤーの角度がおかしいと綺麗なヘアスタイルは再現できません。
ドライヤーの風は根本に当てて、根本に当たった風が中間〜毛先に流れていくイメージで乾かして行きます。
しかし、うなじ付近など、位置的に毛先から根本に向かって風を当てないといけない箇所も存在します。
前髪、気になる箇所を先に乾かさない
ドライをする際は前髪、もしくは自分が気になっている箇所(くせ毛など)から最初に乾かします。
理由は、割れやすい、生えぐせが付きやすい箇所は濡れている内に形をつけないと改善しづらくなってしまうからです。
特に、前髪は生えぐせが目立つ箇所でもあり、位置的に目に留まりやすいので、前髪が乱れているとかなり綺麗なヘアスタイルは再現できないと思って下さい。
ただ、スタイル的に前髪以外を先に乾かす場合もあるため、絶対に前髪からドライを始めないといけない訳ではありません。
失敗した部分を放置してスタイリングをする
ドライが上手くいかない、失敗した箇所をそのままにしてスタイリングをするのはNGです。
ヘアスタイルはドライをした状態で9割が決まるので、ドライに失敗してしまうとどんな頑張ってスタイリングをしても絶対に綺麗なヘアスタイルは再現できません。
・毛先は跳ねてしまった。
・トップが潰れてしまった
・左右非対称になってしまった
↑「スタイリングで挽回しよう」と思ってもほぼ不可能。
スタイリングは最後の仕上げであり、本当に大切なのは「ドライ」であることを覚えておきましょう。
もし、ドライに失敗したら失敗した箇所に水スプレー(霧吹き)やスプレータイプのヘアミストを根本から吹きかけて、もう一度ドライをやり直して下さい。
全体を失敗してしまい修正箇所が多い場合は、シャワーで髪全体を濡らしてもう一度ドライをやり直しても良いかもしれません。
ショートヘア、上手く行く乾かし方
ここまで、やってはいけないドライの方法を解説しましたが、プラスαで覚えておきたい上手くいく乾かし方を3つご紹介します。
つむじから放射状に乾かす
髪全体を乾かす際は、つむじから髪を放射状に乾かしていきましょう。
髪を放射状に乾かすことで、自然で綺麗な毛流れになってくれます。
逆に、放射状に乾かさないと髪が割れてしまう箇所が出てしまう可能性があります。
つむじが2つ以上ある方は中心点に近いつむじから放射状に乾かして下さい。
気になるポイントから乾かす
多くの人は髪や頭の形に関して気にしているポイントがあるはずです。
例としてよくある髪や頭の形のお悩みは以下の通り。
- 前髪だけくせ毛が強い
- ハチが張っている
- もみあげが跳ねやすい
- 前髪が割れやすい
- 丸顔で横に広がりやすい
↑髪や頭の形に気にしているポイントがある場合は、気にしている箇所から先に乾かして下さい。
髪は濡れている状態から乾かした方が形を作りやすい傾向があります。
逆に乾いた状態でドライヤーの風を当てても形は作れません。
もし、くせ毛が強い箇所があるのならば、くせ毛を伸ばすように乾かす、ハチが張っている箇所は上から風を当ててボリュームを抑えるように乾かすなど
自分が気にしているポイントを先に乾かすことで、気になるポイントがいち早く綺麗に解消することができるのです。
もし、気にしているポイントのドライを後回しにすると、気にしている状態で髪が乾いてしまい、コンプレックスが解消されないでヘアスタイルが決まってしまいます。
ひし型、卵形のシルエットを目指す
どんな髪型、顔型でも全体像が「ひし型」「卵形」の状態が一番綺麗に見えると言われています。
自分好みのヘアスタイルを再現することも大事ですが、全体像が「ひし型」「卵形」になっていないと綺麗なヘアスタイルとは言えなくなってしまうのです。
それでもドライが上手くいかないときは?
色々な方法でドライをしてみたけどやっぱり上手くいかない…
どうしてもドライが上手くいかない場合が、カットラインに問題があるかもしれません。
本記事でご紹介したショートヘアのドライの方法は、カットラインが綺麗に整っていること前提でお話をしています。
カットに問題がありカットラインが乱れていると、正しい方法でドライをしても理想のヘアスタイルは再現しづらくなってしまうのです。
カットラインは美容師さんのカット技術で綺麗になるか?乱れているか?が決まります。
色々な方法を試してみたけど、ドライが上手くいかなかった方はカットをしてもらえば理想のヘアスタイルを再現できるはずです。
そして、美容院であれば美容師さんに直接ドライの方法を聞くこともできます。
回転率重視の格安店でなければ、ドライの方法を親切丁寧に教えてくれる美容室は沢山あります。
まとめ
毎日ショートヘアのドライに苦戦をしている方へ
綺麗なショートヘアスタイルは正しいドライがあってこそ再現可能です。
ドライを失敗してしまうとどんなスタイリングを頑張っても挽回できません。
今回ご紹介したやってはいけないドライの方法を守ってドライをすれば、少なくとも大きな失敗はすることはないはずです。
本記事を参考に、ぜひドライを頑張って欲しいです。